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古牧 睦英; 松本 安世*; 石川 二郎; 桜井 勉
Polym. Commun., 30, p.43 - 44, 1989/02
加速エネルギー180MeVのCuイオン照射後、100Cの飽和液にてエッチングし、ポリイミド多孔膜形成を確認した。エッチング8時間後、0.2m径の円孔が電顕下で認められた。孔数は210/cmであり、イオン電流値とほぼ一致し、調節容易であることが分った。本法によれば、任意の孔数と孔径の、耐熱性に優れたポリイミド受孔膜が形成できることになる。
吉井 文男; 幕内 恵三; 石垣 功
Polym. Commun., 29(5), p.146 - 148, 1988/05
ポリプロピレン(PP)は照射中の劣化のほかに照射後の保存中にも劣化することが知られている。本報告では、経時劣化と照射前の分子量との関係を明らかにするために分子量の異なるPPの経時劣化を調べた。経時劣化は分子量に大きく依存し、分子量が大きいほど経時劣化が少ないことが分かった。これを酸化劣化と関連づけ考察すると、高分子量PPほど結晶化度が低いためのケミルミネッセンス装置で測定した酸化量は少なかった。したがって、これらの結果から、PPを成分とした医療器具は、分子量が大きい方が放射性減菌に適していると考えられる。
吉井 文男; 幕内 恵三; 石垣 功
Polym.Commun., 28, p.278 - 280, 1987/00
耐放射線性のよいポリプロピレン(PP)を見出すために分子量の異なるPPの照射による劣化を調べた。分子量の比較的低いPPは50kGy程度の照射で全く破断伸びがなくなり、著しく劣化しやすい。一方、高分子量PPは、照射中にわずかに劣化し、50kGyでは80%の残留伸びがあった。その試料は放置による劣化が3ヶ月を経過してもほとんど認められなかった。これらのポリマーのモルホロジーは、高分子量PPにおいては分子鎖が永いために成型における結晶化が抑制され、結晶化度が比較的分子量の低いPPよりも低いことが明らかとなった。
依田 修
Polym.Commun., 26, p.16 - 19, 1985/00
ポリ(エーテル-ケトン)(PEEK)の放射線損傷を、分子鎖方向を配向させた結晶化試料を作成して、分子鎖方向の微結晶サイズと格子歪の観点から調べた。PEEKは5000Mrad電子線照射によって結晶長を約15%減じるが、格子歪は変化しない。また、理想的2相モデルを小角散乱パターンに適用することにより、非晶相で折りたたみ鎖を含むフオルドラメラ構造をもつことが示唆された。
依田 修
Polym.Commun., 25, p.238 - 239, 1984/00
最近注目されている耐熱性高分子の一つであるポリ(アリルエーテルケトン)の照射効果をX線回折と熱分析によって調べた。この材料は融液から室温に急冷することにより非結晶状態となり、この状態から加熱してガラス転位温度以上に保つと半結晶性となる。非結晶状態において電子線照射を行うことにより、加熱による結晶化が抑制されることを見出した。この過程をX線回折と熱分析によって追跡した結果を報告する。